2、被リンク元の獲得方法
Googleなどの検索エンジンからペナルティーを受けること無く上位表示に貢献するリンクはどのようなものかを知った後は上位表示に効果のあるリンクを獲得しなくてはなりません。
上位表示に貢献する可能性が高いリンクを集めるには次のような方法があります。
被リンク元をどうやって集めるのか?
(1)自社が運営する既存サイト、無料ブログからリンクを張る
上位表示を目指しているサイトに対して自社が運営している別ドメインのサイトや無料ブログ(例:ライブドアブログ、アメーバブログ)などからリンクを張るようにしてください。
ただし、リンクを張るときの注意点は:
①クリックされやすいようにリンクを張る
全ページのサイドメニューやフッターからリンクを張る場合は、ユーザーにリンク情報を見つけてもらいやすいように目立つ位置に掲載してください。
Googleが評価するリンクはクリックされているリンク、またはクリック率が高そうなリンクです。ただ単にリンクを張れば良いというわけではありません。
②キーワードだけのリンクをすることを避ける
単語だけのリンク、または目標キーワードだけのリンク(例:債務整理 大阪、リフォーム 東京、インプラント)はしないでください。それをするとそれらのキーワードで上位表示を目指しているということがGoogleに分かりやすくなりペナルティーの原因になることがあります。リンクを張るときの文言は会社名やサイト名でリンクを張るようにしてください。
画像でリンクを張るときは画像のALTにもそうした会社名やサイト名を含めるようにしてください。
(2)取引先、知人からリンクを張ってもらう
取引先の企業の中で取引先紹介ページを持っているところがあったらそこで紹介してもらえる可能性があります。あるいは取引先がブログを書いていたらブログ記事として紹介してもらい自社サイトにリンクを張ってもらうことも有りえます。また、自分の知人や友人でサイトを運営している人がいたらリンクを張ってほしいとお願いすることも検討してみてください。知人や家族など意外に身近にいる人がリンクを張ってくれることがあります。
(3)大手ディレクトリへの登録
今日では、以前ほど効果は高くはありませんが:
クロスレコメンド
クロスメディアディレクトリ
などの大手ディレクトリに登録をするとリンクを張ってくれます。リンクを張ってくれることによりアクセスが増えるので未登録な場合は登録をしたほうが良いです。審査料金がかかりますが、それぞれ4万円、3万円(+消費税)がかかります。ただし、rel="nofollow"というタグが含まれたリンクしかしれくれないために通常のリンク効果にはなりませんが、一定のアクセスが増えることになるのでトラフィック効果を得ることが出来ます。
(4)ポータルサイトに掲載依頼をする
最近の傾向としてはっきりとしているのは特定の業種のお店や企業を紹介するポータルサイトに掲載されているサイトほど競争率の高いキーワードで上位表示されている傾向があります。
もし自社の業種において人気がありそうなポータルサイトがあれば1つだけでも良いので掲載してもらいリンクを張ってもらうようにして下さい。無料プランがあれば無料で、有料プランしか無くても自社サイトにリンクを張ってくれるプランで安いプランがあればそれで十分です。
(5)求人サイト・クラウドソーシングサイトに掲載依頼をする
最近の目立った傾向としてビッグキーワードで上位表示している企業サイトで複数の求人サイトに求人広告を出し自社サイトにリンクを張ってもらっている事例が増えています。
全く予算がない場合でも在宅ワーカーに何らかの仕事を出せそうな場合はクラウドソーシングのサイトに仕事情報を無料で掲載してもらうという方法があります。掲載されると自社サイトにリンクを張ってもらえます。
(6)事例ページ、お客様の声ページからリンクを張ってもらう
Web制作会社にサイトを作ってもらった場合はWeb制作会社の事例紹介ページからリンクを張ってもうことが、税理士などの士業やコンサルティング会社と契約している場合も事例紹介ページやお客様の声のページからリンクを張ってもらうことがあります。
こうしたページに掲載されると事例を見たい、お客様の声を誰が書いているかを知りたがるネットユーザーがリンクをたどって自社のサイトに訪問してくれやすくなります。
少し面倒だと思っても進んで取引先の事例紹介ページに登場するために取材を受けたり、お客様の声を書いてあげることを普段より心がけるようにしてください。
リンク対策成功の鍵はリンクを張る人にメリットを与えることです。事例紹介ページやお客様の声が充実することは彼ら取引先にとっても営業面でプラスになります。
(7)団体、協会、組合等に入って会員紹介ページからリンクを張ってもらう
これはGoogleが高く評価する権威のある信頼性のあるサイトからのリンクを集める有効な手段です。上位表示しているサイトで見かけるのが地元の経済団体である商工会議所や商工会の会員になって会員紹介ページからリンクを張ってもらう例が良くあります。
あるいは同業者組合や団体があればそれらに加盟するだけで会員紹介ページからリンクを張ってもらうことがあります。最近は外国人観光客が増えていることがよく話題になりますが、地元の観光協会のサイトを検索して見つけて会員になりリンクを張ってもらうという方法もあります。地域にもよりますが、観光協会の会費は年間数万円以内のところもありますので調べてみてください。
(8)コンテンツを他社に提供して著者リンクを張ってもらう
他社が運営するサイトにコラムやレポートを提供して、執筆者の欄から自社サイトにリンクを張ってもらうものがあります。
この方法もリンク対策成功の法則である「リンクを張ってくれる人に先にメリットを与える」というものに適合したとても良い方法です。
特に最近はオウンドメディアブームで、様々な企業がニュースサイトやコラムのサイトを運営しておりコンテンツ不足で悩んでいます。
彼らのコンテンツ不足の悩みを解消してあげながら自社サイトにリンクを張ってもらえれば双方にメリットが生じます。
そうしたサイトに良質な記事を提供すれば自社サイトへのリンクだけではなく、自社が運営するFacebookページ、Twitterアカウントにもリンクを張ってもらえることがあります。
(9)デザイン見本サイトに登録する
見込み客が見に来てくれるわけではありませんが、Webデザインをする上で参考になるサイトを探しているWebデザイナー達が自社サイトを訪問してくれるサービスとしてWebデザインの見本サイトがあります。Googleで「Webデザイン見本サイト」で検索するといくつかそうしたサイトが見つかります。そして自社サイトのURLを投稿すると無料で紹介してくれてリンクも張ってくれます。特段デザインが優れたサイトでなくても登録されることが良くありますので遠慮せずに登録申請をしてみてください。
(10)業務提携先からリンクを張ってもらう
他社と業務提携をすると業務提携先の企業のサイトにある業務提携先紹介ページからリンクを張ってくれることがあります。
他にもライセンスを供与するライセンス供与先を紹介するページからリンクを張ってもらうこともあるので他社からライセンスを受けている場合はライセンス提供元に問い合わせをするべきです。
(11)認証機関からリンクを張ってもらう
工業規格、安全規格、環境保護規格等を認証する機関がサイトから認証先一覧という形でリンクを張ってくれることもあります。
(12)ニュースサイトからリンクを張ってもらう
プレスリリース代行会社にプレスリリースを配信してもらうと良質なニュースサイトからリンクを張ってもらうことが可能です。プレスリリースとは自社の新商品発売やニュース性のある取り組みを一定のフォーマットの文章にしてニュースメディアに発信することを言います。プレスリリースを見たニュースメディアの担当者がニュース性があると判断した場合それらの媒体に掲載されてリンクを張ってもらうことが目指せるものです。
ニュースとして取り上げられるためにはリリース文の内容が:
①新商品発売
②社内で珍しい取り組みをする
③イベント開催(セミナー、勉強会、展示会等)
など一定のニュース性があるものでなければなりません。
出来れば1回だけではなく、より頻繁に出すようにしてください。 そのためには向こう1年くらいの計画表を立てて、世の中の動きや、季節、祭日や記念日にからめて企画をするとより高い確率でニュースとして取り上げられやすくなります。
そもそも何故プレスリリースを出すことがSEO対策上効果があるかですが、リンクをしてもらうからだけではなく、リンクをしてもらうことによってそのリンクをクリックしたユーザーが自分のサイトにアクセスするというアクセス効果があるからです。 膨大な数のアクセスでなくても、編集者や、メディア関係者、営業先を探している営業マンなどというIPアドレスが分散されたアクセスが発生することをGoogleがクッキー技術によって認識するからです。
リンク広告には必ずrel="nofollow"を付ける
Webサイト上に掲載する広告を購入することによってリンクを獲得することも出来ます。
しかし、金銭を渡すことにより得た被リンクをGoogleはリンクとしては認めないようになりました。
Googleは近年、お金をもらって外部ドメインのWebページにリンクを張る場合はそれがリンクとして認識されないようにアンカータグ(
必ず広告としてのリンクを購入する時や、何らかのお金を払ってリンクを張る時はこの記述があるとリンク先のサイトはペナルティーを受けずに済みます。
(Googleは有料のリンクを張っているサイトにも、張られているサイトの両方に対して厳しいペナルティーを与えます)
※ ただし団体の会員紹介ページやプレスリリース等は直接的な広告販売ではないので現時点ではrel="nofollow"と記述が無いリンクでも問題はありません。
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