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3、被リンク元の調査方法

 

被リンク元を増やす方法についてこれまで述べてきましたが、自社サイトや競合他社がどのようなサイトからリンクを張ってもらっているのか、つまり被リンク元サイトを調べる方法があります。これを知ることにより競合他社のサイトの被リンク元を見つけ、自社サイトにも同じところ、あるいは類似したサイトからリンクを張ってもらうための手がかりを掴むことが出来ます。


2013年くらいまではGoogleで
link:ドメイン名(例:link:http://www.amazon.co.jp)
で検索すると被リンク元の情報がたくさん表示されており非常に役立ちました。しかし年々表示件数が減ってきてこのやり方では正確な被リンク元を調べることが出来なくなってきました。そのため今日では次のような方法で調べることが一般的になってきています。



サーチコンソール内の「リンク」


最も正確に自社サイトの被リンク元を調べる方法は、サーチコンソール内にある「リンク」という項目を見る事です。



そこに表示される画面右上の「外部リンクをエクスポート」という項目をクリックするとエクセルでこれまで自社サイト内のページにリンクをしているWebページの一覧が表示されます。そこにはすでにリンクをしていない古い被リンク元も表示されますがかなり正確に被リンク元を見ることが出来ます。




Googleでドメイン名を検索する方法


サーチコンソールで被リンク元を調べられるのは自社サイトだけです。競合他社のサイトをサーチコンソールに登録することは出来ません。


簡単に競合他社のサイトへリンクを張っているWebページを調べるにはGoogle検索で、競合サイトのドメイン名を入れて検索する方法があります。


例えば、http://www.amazon.co.jpのドメインにあるページの被リンク元を調べたい場合はGoogle検索で


"http://www.amazon.co.jp" -site:amazon.co.jp


というように半角のクオテーションマーク2つの間にドメイン名を入れて、その後に半角スペースと半角でマイナスサイトコロンとwww無しのドメイン名を入れて検索ボタンを押します。


そうするとhttp://www.amazon.co.jpという文字列が書かれたWebページの検索結果が表示されます。通常、http://www.amazon.co.jpにリンクを張る場合は
<a href="http://www.amazon.co.jp"></a>
というようにhttp://www.amazon.co.jpという文字列を物理的にHTMLファイル内に記述しているためhttp://www.amazon.co.jpという文字列が書かれているページのほとんどがhttp://www.amazon.co.jpにリンクを張っているページということになります。


また、何故半角でマイナスサイトコロンとwww無しのドメイン名を入れるのかというとhttp://www.amazon.co.jpというドメインにある他のページもhttp://www.amazon.co.jpという文字列が書かれていることがあるためにamazon.co.jpというドメインにあるページは除外するためです。


次の図はhttp://www.amazon.co.jpにリンクを張っているhttp://www.amazon.co.jpの被リンク元の検索結果ページです。画面左上の数字の部分の「約1,510,000件」という数値がおおよそのこのページへリンクを張っている被リンク元ページ数です。


競合他社のサイトと自社サイトのこの数値を比較して自社サイトのほうが著しく少ない場合は、これまで以上に被リンク元を増やす努力をしなくてはなりません。




被リンク元調査ツール


その他、次のようなサードパーティーが被リンク元調査ツールを提供しています:


(1)マジェスティック

https://ja.majestic.com/


信頼性の高い被リンク元調査ツールとしては英国の会社が提供している「マジェスティック」という有名なツールがあります。無料版は上位10件の制限がありますが、約6,000円の月額費用を支払うことによりかなりの数の被リンク元のデータと非常に詳しい詳細を見ることが出来ます。


(2)Open Site Explorer

https://moz.com/researchtools/ose/


米国のMOZ社が提供するツールで被リンク元情報の他にもドメイン名の信頼性等の指標を見ることが出来る広く利用されているツールです。



(3)Ahrefs(エイチレフス)

https://ahrefs.jp/


世界で60万人が導入しているSEO分析ツールで自社サイトだけでなくあらゆる競合サイトの被リンク分析ができるツールです。



以上が、競合サイトや自社サイトにリンクを張っている被リンク元を調べる方法です。これらのやり方で調べたら単に数字の多少を比較するのではなく、競合他社に有って自社サイトに無い被リンク元のサイトの種類を見つけ、自社サイトにもそうした種類のサイトからリンクを張ってもらうためのリンク獲得作業をするようにして下さい。それにより上位表示するためのリンク獲得対策をスタートすることが可能になります。



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