1、ヴェニスアップデートとは?
ヴェニスアップデートの意味
ヴェニスアップデートとは、ユーザーの位置情報を検索結果に反映するGoogleのアルゴリズムで2012年2月にGoogleが世界的に実施したものです。
ヴェニスアップデートが実施されてからは、地域性が高いキーワードで検索した時に、検索結果に表示される情報が検索ユーザーが所在している地域に近い店舗や企業のサイトが上位表示されるようになりました。
それ以前には、全国どこで検索してもほぼ同じ検索順位だったのが、地域によって異なった検索結果が表示されるようになり「ローカルSEO」という地域毎の検索結果で上位表示を目指す新しいジャンルが生まれました。
こうしたアップデートをGoogleが実施した理由は、モバイル端末が普及したためローカル情報を探すモバイルユーザーが増えたためだと考えられます。
日本での実施
2014年12月より日本でもGoogleの検索順位が地域によって大きく変化するようになりました。
以前より若干そうした傾向はありましたが、2012年に米国で実施されたヴェニスアップデートの影響がこの日本にもその時から現れるようになりました。アクセス数にも大きな影響が出てくるようになりました。
ヴェニスアップデートが日本で実施されて以来、これまで日本全国どこでも上位表示されたいたサイトの順位が地域によってばらつきが出るようになりました。
極端な例になると、東京では検索順位が1位なのに大阪では圏外などというものもあります。また、実際にはそこまで極端な違いは無くても地域によって1位から10位くらい順位が低いケースが増えるようになりました。
これにより日本でもローカルSEOが本格的にスタートしました。
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