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2、スマートフォンサイトのサイト内リンク

 

スマートフォンページの特徴


これまで主に、PCサイト(パソコンで見るために作られたWebサイト)のサイト内リンクの効果的な張り方について述べてきましたが、ユーザー数が激増しているスマートフォンサイト(モバイルサイトとも呼びます)の場合はどうでしょうか?


根本原理はPCサイトと変わりはありませんがいくつかの点でスマートフォンサイトならではの配慮をしないとスマートフォンを使うユーザーの利便性を損ねることになります。そしてそれはそのまま検索エンジンによる評価の低下を招くことにもなります。Google等の検索エンジンはユーザーにとって利便性の高いサイトを高く評価するので気をつけなくてはなりません。



スマートフォンサイトの典型的なレイアウト


スマートフォンサイトならではのページのレイアウトが徐々に普及してきています。


最近のスマートフォンサイトは徐々に洗練されたものになってきており大体次のようなレイアウトに収斂されるようになりました。




グローバルメニューをどこに配置するか?


サイト内の主要なページへのリンク集の事をグローバルメニューと呼びます。


スマートフォンサイトの場合、小さな画面の制約上たくさんのサイト内リンクを設置することが難しくなります。


たくさんのサイト内リンクを設置するとユーザーが求める情報があるコンテンツ部分の面積が狭くなりユーザーの利便性を損なうからです。


スマートフォンサイトのレイアウトを考える上で非常に重要な概念があります。


それは:


コンテンツファースト、ナビゲーションセカンド


という概念です。


これはユーザーが求めているのはサイト内リンク等のナビゲーションメニューではなく、コンテンツ(情報の中身)なのでナビゲーションメニューは極力面積を取らずにむしろコンテンツ部分の面積を最大化すべきだという海外のスマートフォンサイトデザインの草分けのプロフェッショナル達が提唱した概念です。


このコンテンツファースト、ナビゲーションセカンドの概念に適合するためにも、スマートフォンサイトのサイト内リンクであるナビゲーションメニューは画面において極小化する必要があります。


しかし、サイト内の主要なページへのリンク集であるグローバルメニューはほとんどの場合たくさんのリンク項目があるためその置き場所に困ることになります。


こうした中で最善の策として出来ることがグローバルメニューは下図のように画面の左上か、右上にポップアップメニューを設置してそこをタップ(画面を押す)すると表示されるようにすることです。





リンクとリンクの距離を離す


スマートフォンサイトのWebページに掲載するリンクとリンクの間は極力離さないと間違えてユーザーが見たいページヘのリンクではないリンクをタップしてしまうことがあります。


下の例のように画像リンクと画像リンクの間は極力空白を入れて、テキストリンク同士も距離を離してミスタップを防ぐようにして下さい。




重複リンクを避ける


PCサイトは画面の表示面積が広いのでサイト内の同じページへのリンクを複数の場所から張る余裕がありますが、スマートフォン版のWebページではそうした余裕はありません。1つのページ内から同じページに対して何度もリンクを張らないようにして下さい。



リンク部分の文言はシンプルにする


スマートフォンの画面は縦だけではなく、横の幅も狭いので下図のようにテキストリンクを張る時は1つのリンク項目につき1行になるようにした方が操作性は高まります。たくさんの文言を書かずに1行に収まるように文字数を削減してシンプルな記述にするようにして下さい。




2−7 Googleはモバイルファーストインデックス導入後はモバイルサイトを評価対象にする



Googleは1つのサイトにPC版ページとスマートフォン版ページがあった場合、2018年中に予定されているモバイルファーストインデックスを導入した後は、スマートフォン版ページの内部要素を評価対象にします。


モバイルファーストインデックスが導入される際はGoogleウェブマスター向け公式ブログ(https://webmaster-ja.googleblog.com/)で公式に発表するはずです。そこで公式にモバイルファーストインデックスの導入完了が発表されたらスマーフォトフォン版ページの内部対策を強めるようにしてください。それまでの間は、従来通りPC版ページの内部要素を強めるようにして下さい。



電話番号部分のリンクは電話が発信出来るようにする


成約率を上げるための工夫としては下図のようなスマートフォン版サイトのページに掲載されている電話番号部分はタップすると必ず電話が発信出来るようにというようなタグを使うようにしたほうが良いです。



以上がサイト内リンクの調整についての工夫ですが、サイト内リンクは:


SEOの効果 + ユーザビリティー(分かりやすさ)


というようにSEOの効果を上げることだけを考えずユーザビリティーの向上、維持とのバランスを取るように心がけて下さい。


それによりGoogleが自社サイトを高く評価するようになり最終的に検索順位アップが目指せるようになります。



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