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4、その他デジタルツール

 

ヤフーキーワードアドバイスツール


ヤフージャパンも独自収集している検索されたキーワードをGoogleキーワードプランナーと似た形で公開しています。利用するにはヤフービジネスID(無料取得可)が必要です。



Googleキーワードプランナーに比べると検索ユーザーの属性や検索数の推移、PCユーザーとスマートフォンユーザーの内訳などがビジュアルでわかりやすく表示されるのが特徴です。



質問掲示板


ヤフー知恵袋や、教えて!goo等の質問掲示板に心当たりのキーワードで検索すると見込み客がどのような言葉遣いをしているかを調べる事が出来ます。


関連キーワードが直接表示されるわけではなく、文章から拾う必要がありますが、手間をかければたくさんの関連キーワードを発見することが出来る便利なツールです。


(1)ヤフー知恵袋


http://chiebukuro.yahoo.co.jp



(2)教えて!goo


http://oshiete.goo.ne.jp



過去のメールによるお問合せ内容


これまでお問合せフォームやメールソフトから顧客が送信したお問合せ内容を読み返すと、そこに検索ユーザーが検索する可能性があるキーワードが見つかることがあります。メールの文章には顧客が探しているものがズバリ書かれていることがあるので定期的に読み返すと思わぬ発見が期待できます。



ポータルサイト・人気サイトのカテゴリ名称


人気ポータルサイトや大手ショッピングモールには考え抜かれたユーザー視点のキーワードがテキストリンク上に書かれていることが多いものです。


そこを観察するとユーザーが検索しそうなキーワードを発見出来ることがあります。





類義語辞典


自分が上位表示を目指しているキーワードと意味が似ている類義語を調べると思わぬキーワードが見つかることがあります。


weblio類語辞典


http://thesaurus.weblio.jp/



共起語ツール


共起語ツールを使うと入力したキーワードが書かれているWebページには他にどのようなキーワードが頻出するかをGoogleの検索結果上位50サイトから抽出した頻出キーワードを知る事ができます。これを見れば他のどのようなキーワードを狙うと良いかの参考になります。


共起語検索


http://neoinspire.net/cooccur/



検索結果ページの自然検索欄・広告欄


Googleやヤフーで心当たりのキーワードを入れて表示される検索結果ページの広告欄、自然検索結果欄を見ると競合他社がどのようなキーワードを狙っているかがわかり、たくさんの参考になるキーワードを見つけることが出来ます。


下の図は、ヤフージャパンで「接骨院 横浜」というキーワードで検索した検索結果ページですが、そこには「接骨院 横浜」以外にも、整骨院、スポーツ外傷、鍼灸治療、交通事故対応、労災などの見込み客が検索しそうなキーワードが多数見つかります。



競合サイトのソース


さらに、検索結果ページに表示されているサイトへのリンクをクリックしてリンク先のWebページのソースを見るとそこには競合他社が意識的にページ内に書き込んで上位表示を目指しているキーワードが多数見つかることがあります。



アクセス解析ログ


Googleアナリティクスを始めとするアクセス解析ログには実際に自社サイトに検索エンジンからどのようなキーワードで訪問者が検索して来訪したかが分かります。


検索ユーザーが検索エンジンで検索して自社サイトへの流入に繋がったキーワードを流入キーワードと呼びます。


Googleアナリティクスで流入キーワードを調べるには、Googleアナリティクスにログインして画面の左側に表示されるサイドメニューにある:


集客 → 全てのトラフィック → チャンネル


をクリックして下さい。



そして画面中央にある Organic Search をクリックすると下の図のように検索エンジンから訪問したユーザーがどのようなキーワードで検索したのか(流入キーワード)が表示されます。



ただし、近年Googleは検索結果の情報をSSL化して暗号化したためにGoogleからの流入キーワードはサイト管理者用の無料ツールであるサーチコンソールに自社サイトを登録して連動しなくては表示されなくなりました。



そのため必ずサーチコンソールに自社サイトを登録して連動するためのデータ統合手続きをするようにして下さい。



サーチコンソールの検索アナリティクス


Googleアナリティクスの流入キーワードのデータには大きな問題がありました。


それはサーチコンソールに自社サイトを登録して連動するためのデータ統合手続をしても解決出来ないものでした。


その大きな問題というのは流入キーワードランキングの1位が「not provided」と表示されており、そこに大半の流入キーワードのデータが隠されていたという問題でした。そのためほとんどの流入キーワードは何かを誰も知ることができなかったのです。




Googleはこの問題を解決するために2015年にサーチコンソール内に新しく「検索アナリティクス」という機能を追加してこれまで秘密のベールに隠されていた「not provided」とだけ表示されていた大量のキーワードを見られるようにしました。


検索アナリティクスはサーチコンソールにログインをして左サイドメニューにある:


検索トラフィック → 検索アナリティクス


を選択すると利用できます。


そのページの画面の上にある、「クリック数」と「表示回数」のチェックボックスを選択するとデータを閲覧することが出来ます。


それだけではなく、サイト内の各ページにどのようなキーワードでユーザーが訪問したか、ページ毎の流入キーワードと訪問者数まで分かるようになりました。




こうしたサーチコンソール内の検索アナリティクスとGoogleアナリティクスを利用することにより自社サイトに検索エンジンからどのようなキーワードで流入があるかを知ることが出来ます。


流入数が多いキーワードは実際にGoogleで検索すると自社のWebページが上位表示していることがほとんどですが、後少しだけSEOをすることにより順位がさらに上がることが多いのでよりたくさんの流入が期待できます。


また、流入数が少ないキーワードは自社のWebページの順位が低いから流入が少ないことが多いので、そのページの内容を根本的に見直してSEOをすることにより順位が少しでも上がりより多くのユーザーが自社サイトを訪問することを目指すことが出来ます。


こうしたことを実現するためにも定期的にサーチコンソール内の検索アナリティクスとGoogleアナリティクスを利用することをお勧めします。


競合調査ツール


サーチコンソール内の検索アナリティクスとGoogleアナリティクスを使っても、Googleと同様にSSL化(暗号化)したヤフージャパンからの流入キーワードを知ることは出来ません。この問題は2015年8月にヤフージャパンがGoogleに追随して検索結果ページをSSL化したときから発生し多くのSEO担当者を悩ませることになりました。


この問題は解決不可能ではありません。Googleアナリティクスなどのアクセス解析ログを使わずにヤフージャパンからの流入キーワードを知る方法があります。


その方法は競合調査ツールを使うものです。競合調査ツールというのは元々、競合他社のサイトにどのような流入キーワードでユーザーが訪問しているのか、そしてどのようなサイトやソーシャルメディアからユーザーが訪問しているか、そのデータを世界中の検索ユーザーのパソコンのデータをビッグデータとして収集している企業が提供するソフトのことです。


その代表的な企業がイスラエルのシミラーウェブ社が提供しているシミラーウェブ無料版と、シミラーウェブ有料版です。


無料版は上位5件、有料版は上位500件以上の競合他社のサイトや自社サイトのデータを提供しています。


データは世界の有名インターネットサービスプロバイダー(ISP)から購入したネットユーザーの行動履歴や、無数の無料ソフトをインストールしたユーザーの行動履歴などを収集、解析して作られたものでクッキー技術を使ったGoogleアナリティクス等のアクセス解析ログでは収集が出来ないデータまでかなりの精度の高さで記録することが出来るものです。


このソフトを使えば自社サイトだけではなく、競合他社のサイトにヤフージャパン、Google、Bing等の検索エンジンからどのようなキーワードでユーザーが検索して訪問に至ったのかを知ることが出来ます。


そして、競合他社のサイトがどのような検索キーワードで集客しているかを知れば、自社サイトもそうした検索キーワードで上位表示することによりこれまで以上に自社サイトのアクセスを増やすことが目指せるようになります。


【シミラーウェブ無料版の流入データの例】




【シミラーウェブ有料版の流入データの例】




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