1、モバイルフレンドリーアップデート
2015年4月のモバイルフレンドリーアップデート
2015年2月、Googleはサイト運営者向けのブログである「Webマスター向け公式ブログ」で重大な発表をしました。それは:
「Google では、4月21日より、Webサイトがモバイル フレンドリーかどうかをランキング要素として使用し始めます。この変更は世界中の全言語のモバイル検索に影響を与え、Google の検索結果に大きな変化をもたらします。」
http://googlewebmastercentral-ja.blogspot.jp/2015/02/finding-more-mobilefriendly-search.html
というものです。
そしてこの予告通り、実際に4月21日からそれまで同じだったPC版Googleの検索順位とモバイル版Googleの検索順位が少しずつ異なるようになりました。
ほとんどのキーワードでの検索結果は1位〜7位くらいまでの順位はPC版Googleもモバイル版Googleも同じでしたが、8位か、9位以降になると順位のバラつきが生じるようになりました。
この傾向はその後さらに強まりるようになり、明らかにモバイル対応サイトの方がモバイル版Googleで上位表示するようになりました。
2018年3月のモバイルファーストインデックス
その約2年後、Googleはその歴史の中でも非常に重要な方針転換をしました。それは、2018年初頭からモバイルファーストインデックスを導入したことです。モバイルファーストインデックスが適用されたサイトはPC版サイトではなく、モバイル版サイトの内部要素が主な評価対象になります。その結果、SEOの内部要素対策はこれまでのようにPCサイトを中心に行うのではなく、モバイルサイトを中心に行う必要が生じることになりました。
モバイルファーストインデックスの適用は全世界のWebサイトに一斉に適用されるのではなく、Googleがモバイル対応をしていると認識したサイトから順次適用されるものです。自サイトにモバイルファーストインデックスが適用されるとサーチコンソール宛にモバイルファーストインデックス適用完了の通知が届きます。
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