3、キーワード分布
ページの上から下までキーワードを分布させる
ページテーマが絞りこまれたページは上位表示されやすいのですが、どのようなページがページテーマが絞りこまれているように検索エンジンに見えるのでしょうか?
それは3大エリア(タイトルタグ、メタディスクリプション、H1)には1つのテーマについてだけを書き、かつWebページの本文においてはページの上から下までそのページの目標キーワードが万遍なく書かれ比較的均等に分布された書き方です。
次の図は「腰痛」で検索するとGoogleで1ページ目に表示されるWebページです。
ご覧のようにページの上だけでも、下だけでもなく上から下まで万遍なく目標キーワードである腰痛という言葉が書かれて分布しておりバランスがとれたページになっています。
ページの上ばかりに腰痛が書かれていて下の方にほとんど、あるいは全く書かれていなければそのページは必ずしも腰痛をテーマにしたもので無い可能性が生じます。もしかしたらページの前半は腰痛について書いていたとしてもページの後半は頭痛など別のテーマについて書かれている可能性があるからです。
腰痛をテーマにしたページであることをGoogleにしっかりと認識してもらうには腰痛というキーワードをページの上部、中部、下部に分布させるべきです。
逆三角形型の分布が自然な文書構造
さらに、このキーワードの分布を突き詰めて研究すると上位表示しているページほどページの上の方にたくさん目標キーワードが書かれて、ページの中段には少し書かれており、下段にはより少ない数の目標キーワードが書かれている例が多い傾向があります。
【上位表示しているページに多い逆三角形型のキーワード分布】
反対に、上位表示していないページや、目標キーワードを書きすぎてペナルティーを受けて順位が落とされたページほど目標ページの上のほうに目標キーワードが少ししか書かれておらず、下の方にたくさん書かれている例が多い傾向にあります。
【上位表示していないページに多い正三角形型のキーワード分布】
無論、例外もありますが上位表示しているページと順位が低いページを比較していくうちにこうした傾向があることが分かります。
何故このような傾向があるのかというと、一つ考えられるのは、最初から目標キーワードを明確に1つだけ決めてそのキーワードにテーマを絞ったページを作ろうとするとページの上の方からしっかりと目標キーワードを書き込もうと人間はするからです。
反対に、元々複数のテーマが混在したテーマが1つに絞られていないページは検索順位が低い傾向があるので、そのページの検索順位を上げるために後から目標キーワードを意識的に含めた文章を追加すると目標キーワードを意識し過ぎて追加した文章の中に過剰に目標キーワードを含める傾向があるからです。
こうした理由からキーワード分布の形は不自然な正三角形を避けて、自然な逆三角形型を目指すようにして下さい。
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