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2023年06月07日

古いドメインや、ドメインの種類によってSEO効果は違うのか?Googleのスキをついた被リンク獲得テクニックとは!【SEO検定2級・第25問】

2023年06月07日


Googleは2012年にペンギンアップデートと呼ばれるアップデートを実施しました。



ペンギンアップデートというのは過剰なSEOに対するペナルティーです。
主に被リンクをターゲットにしたペナルティーです。

2012年以前は古いドメインを買って、その古いドメインを使ってブログみたいなものをどんどん増やして、そこから自分のサイトにリンクを張るということが流行っていました。

当時Googleが高く評価していたサイトというのは、多くの外部サイト、特に実績のあるサイトからリンクされているサイト=実績があり情報の信頼性が高いから上位表示させるべきという発想でGoogleは検索順位を決めていました。

当時はその仕組みを逆手にとって、古い実績のあるサイトからリンクを獲得するのは大変だから古いドメインを自分で買ってきて自分でサイト作ってしまえば良い。
何でもいいからコンテンツを作ってページを作ってリンクを張ってしまうといういい加減なことが行われていました。

それが2012年にペンギンアップデートを実施してからは、そういうことをやっているサイトはペナルティーを受けて検索順位が激落ちしてアクセス数が減って業績が悪くなるという悪循環に陥りました。

ということで、皆さんにぜひ覚えてほしいことは、古いドメインからのリンクはGoogleでは既に効果がないということです。

しかも、面白いことに最近では新しいサイトが上位表示していたり、新しいサイトがリンクしている新しいサイトが上位表示するという現象が起きています。

この傾向は、やはり2012年くらいからです。
当時は古いサイトからリンクされているサイトが上位表示していました。
それが新しいサイトで、かつ新しいサイトからしかリンクされていないのに上位表示するという逆転現象が起きてきました。

ここで重要な点がいくつかあります。

1つは、ドメインが古いかどうかをどうやって調べることが出来るのか?
これはいくつか方法がありますが、1番有名なやり方がドメイン調査サイトです。

2つ目はより有力なやり方ですが、ドメインだけではなくてサイトの古さを調べるツールがあります。
このソフトの使う目的は主に2つあります。
1つはそのサイトがいつ出来たのかということを知ること。
2つ目が、そのサイトがどのくらい更新されているのかという更新頻度を調べることが出来ます。



皆様の中にはMicrosoftさんの検索エンジンBingを使っている人もいるのではないでしょうか。
Bing(新社名:Microsoft Bing)の場合は、今でも古いサイトが上位表示するという傾向や、古いサイトからリンクされているサイトが上位表示する傾向があります。
Bingはアルゴリズムが遅れているからかもしれません。

ということは、皆さんのサイトがもしもBingでの順位が高くてGoogleでの順位が低い場合、今やっているSEOの手法が古いということも考えられます。
古いドメインからリンクしてもらうということは、2012年ペンギンアップデート実施まではGoogleでも効果がありました。

ですがGoogleは他にもたくさんの基準を作ったので、古いドメインからの被リンク効果はありません。

古いドメインを購入してサイトを作り、被リンク元サイトとして育ててそこからリンクをするということは良くないことです。
それをすることにより、Googleのガイドライン違反になってペナルティーを受ける原因になります。
ペナルティーを受けたら、順位が上がるどころか極端に下がってしまうので、決して古いドメインをむやみに買うことはしないでください。
Webサイトを作るときは必ず新しいドメインを買ってそれで作ることです。

あとは、ドメインといえばよく聞かれることが、どのようなドメインが上位表示効果があるのか?
とよく聞かれます。

例えば、普通のドメインに対して日本語ドメインというものがあります。



例えば、www.鈴木将司.comなどです。
普通のノーマルなドメインでしたらwww.suzukimasashi.comです。

www.鈴木将司.comは日本語ドメインと言いますが、日本語ドメインか英語のドメインかで評価はどうか?
SEO効果はどちらも同じです。
日本語ドメインは2015年頃までは効果があるという時がありましたが、今はないです。

あとドメインは.comが良いのか.netが良いのか.biz .info .co.jpが良いのかとよく聞かれます。

あとは.go.jpや.lg.jp。
これは日本政府系機関が買えるサイトです。
.go.jpは基本は中央政府 .lg.jpは基本はローカルガバメント(local government)ですので地方自治体です。こういう政府系のドメインがあります。



古いドメインは既に効果がないということと、古いドメインを購入してサイトを作り被リンク元サイトとして育ててそこからリンクをしても効果はないということを解説しましたが、

皆様のなかには、この話を聞いて古くからSEOに携わっている方で気落ちした方もいるかもしれませんが、実はとんでもない裏技があります。
この裏技のおかげでたくさんの企業が既に上位表示しています。

そのやり方というのは、
古いサイトそのものを買ってしまうのです。
古いサイトには当然古いドメインがついています。
古いサイトを買って、そこから自由に自分のサイトにリンクをしたり、自由に自分の順位を上げたいサイトにリンクをするというグレーな方法があります。

これはGoogle的に見ると、激しくやらない限り許されるグレーの範囲です。

例えばYahoo!さんのサイトです。

Yahoo!が何百億円かで買収した企業で一休さんというIkyu.comサイトがあります。
Yahoo!さんはikyu.comを自分で所有しているからikyu.comからYahoo!JAPANにリンクすることは自由です。
あとは2019年に何千億円かで前澤さんからZOZOTOWNを買いましたので、ZOZOTOWNのドメインzozo.jpから好きなだけYahoo!JAPANにリンクを張ることができます。
これはある意味リンクを買うようなものです。

これと似たようなやり方としてサイトを買い取るという方法があります。
そのことについて詳しく知りたいという方はサイトM&Aという言葉で調べてみてください。
サイトM&Aで検索すると、なぜかSEO会社が経営しているサイトM&A業者がいくつか出てきます。



昔からSEO会社とサイトM&A会社というのは相性が良いのです。
SEO会社がサイトM&A会社そのものを買ってそこが持っているすべての在庫を自分のものにして、そこから自分のクライアントや自分が順位を上げたサイトに好きなだけリンクを張るということは以前からよくあることです。
このやり方はリンクを買ったわけでもないし、オールドドメインだけを買ったわけでもなくサイトそのものを買っているのでGoogleは許してしまっているのです。
これはずっと続くと思います。なぜなら、サイトの売り買いは自由だからです。

今回の動画【SEO検定2級・第25問】では
古いドメインを購入してサイトを作り被リンク元サイトとして育ててそこからリンクをしても効果はないということと、
やり手SEO業者が使うGoogleのスキをついた被リンク獲得テクニックとは何かを全日本SEO協会の鈴木将司が解説します。

皆様のご視聴、お待ちしております。

全日本SEO協会・SEO検定公式サイトはこちらです。
https://www.ajsa.or.jp/kentei/seo/

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