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2023年03月19日
陰性リンクと陽性リンクとは?【SEO検定2級・第22問】
2023年03月19日
今回の動画は
「陰性リンクと陽性リンク」について解説します。
陽性リンクというのはユーザーにクリックされているリンクのことで通常、陽性リンクはページ内の比較的目立つ部分にあります。
Googleが公開している技術特許情報の1つに陽性リンクと陰性リンクの判別に関する特許があります。
こちらの特許を読み上げます。
RANKING DOCUMENTS BASED ON USER BEHAIVOR AND OR FEATURE DATA
(訳)「ユーザーの行動と様々な各種データに基づいてWebページの順位付けをする」
ここで重要な言葉はUSER BEHAVIORです。
ユーザーの行動に基づいてランク付けをするということです。
ここに書かれている特許を読んでいくと、陰性リンクと陽性リンクというものをGoogleは判別しているということがわかります。
陽性の陽は明るいという意味です。
明るいということは目立つリンクという意味です。
陰性の陰は暗いという意味です。
陰性リンクは暗いから目立たないリンクという意味です。
結論から言うと、陽性リンクはリンクとしての効果が高いけど、陰性リンクはリンクの効果が低いということです。
これが何故SEO検定とかSEOをやるうえで皆さんに必要な知識なのかというと、
それでは、弊社SEO協会のWebサイトを例にご説明します。
Webサイトを作っている方がページの一番下の目立たない場所からリンクをするというのをよく見かけませんか?
これは陰性リンクです。目立たないリンクです。何故なら普通の人は下の方までは見ないからです。
ということは、ユーザーにとって最も目立つリンクというのは、ヘッダー部分です。
ヘッダーの1行目、2行目のリンクは目立ちます。
弊社の場合も目立つようにボタンにして、太字にしています。
上の1行目のところはSEO協会の会員になって欲しいと強く願っているので、赤い背景にして「会員募集中」と白抜き文字で気合を入れています。
そしてセミナーにも来て欲しいと思っているので、オレンジ色のボタンにして立体的に目立つようにしています。
こういうのは目立つリンクなので、陽性リンクです。
そして、サイドメニューも「NEW」と書いてあるところはクリックしてほしいのです。
クリックしてセミナーに来てほしいし、「ビデオ」のところはクリックしてもらってビデオを買ってほしいからです。
お客様としても新しい動画の方が良いでしょうから、ビデオ講座の「NEW」と書いてあるリンクは陽性リンクです。
陽性リンクだからクリックして飛んだこのページは高く評価されます。この部分から目立つように「NEW」というのでリンクを張っているからです。
しかもこのファーストビューのリンクというのは結構目立つ方ですけど、スクロールしてから出てくる下の方のリンクはほとんど効果がないはずです。クリックする可能性が低いからです。
だから逆にいうと、リンク先のページも大して重要ではないだろう。だからこのリンクされているページは大して重要ではないから高く評価しませんという理屈なのです。
それと文中の文章なども、本文を読んでいって文中のリンクもあまり目立たないです。
ただ色が変わっていて下線が引いてあるだけで、皆がスルーしてしまう可能性があります。
ただWebデザインが上手な人はこの文章の段落のすぐ下に目立つように枠で囲って背景に色を付けて、そこに「○○の詳細はこちら!」「資料請求をする」「関連情報」というように、すごく目立つ形でリンクを張っているところとか、サムネール画像などをつけてリンクを目立たせている方も見かけます。
そういうのは陽性リンクですから、リンク先のページが高く評価されてリンク先のページが他のページより順位が上がりやすくなるという法則です。
ここも陰性リンクでしょう。
ただここは矢印>>>でここをクリックするといかにもいいところに行けそうなシグナルを出しています。なので、陰性というよりは陽性に近いでしょう。
そしてこの国際フォーラムの地図ページはわざとフォントを小さくしています。
これは陰性リンクなのでこのページは高く評価されないから、いろいろな言葉で検索されても上位表示はしにくいです。
それから、いくら上にあるからといって、この「->マイページ」「->カートを見る」のようなまるのはそれほど大して目立っていないです。これはGoogle的には陰性リンクでしょう。
ということで、私は何が言いたいかというと、ご自分が運営されているWebサイトのあるページから、他のページを何かのキーワードで上位表示させたいと思ったら、なるべくサイト内の他のページの目立つ部分から目立つビジュアルでリンクを張った方が良いです。
反対に下の方からのリンクや、文中からの目立たないリンクや、フォントの小さいテキストリンクはやめましょう。
これに関連して私はセミナーなどでよく冗談交じりで言っていたのですが、Yahoo!Japanさんは結構リンクを張るのが上手い会社ですので、ちょっと見てみましょう。
日本で最も成功しているネット系企業ですから。
今回の動画では、弊社SEO協会とYahoo! のWebサイトを例に、
陰性リンクと陽性リンクとは何かをGoogleの特許情報を読み解いて全日本SEO協会の鈴木将司が解説します。
皆様のご視聴、お待ちしております。
全日本SEO協会・SEO検定公式サイトはこちらです。
https://www.ajsa.or.jp/kentei/seo/
| SEO検定2級 問題解説
|
Googleページランクの限界・新しいページランクの登場【SEO検定2級・第21問】
2023年03月19日
Googleページランクとは何か?
前回の動画でも説明しましたが、ページランクの意味をまだご存じでない方のために私が十数年前に作ったページランクの対策セミナーがあるので、それをお見せしたいと思います。
こちらは私が2007年に作った「Googleページランク大変動緊急対策セミナー」というタイトルのセミナーです。
その当時Googleで上位表示するためにはページランクが高いサイトからリンクをしてもらうということが必須条件でした。
ページランクというのは、0から10までの11段階に分けたウェブサイトの偏差値のようなもので、どのぐらい人気があるかという指標です。
ページランクが0というのは、作ったばかりのサイトで誰からもリンクされていないようなサイトです。
そしてウェブサイトの内容が面白くなくてほとんど誰もリンクしてくれてないようなサイトもページランク0になります。
一方、正反対のページランクが10というのは、ものすごくたくさんのサイトからリンクされているサイトです。
またはページランクが高いサイトからリンクされているサイトです。
そういうサイトはページランクが10という対極的な数値を取れるようになっていました。
ページランク10というサイトを私は見た記憶はありませんが、ページランクが9というところは見たことがあります。
当時ページランク9というのは、ウキペディアとか、日本の大学では慶応義塾大学がページランク9でした。あとはほとんど無くてYahoo!ジャパンがページランク8でした。
そして、Googleはページランク9でした。
ということで、ページランクは、その当時一般の企業の場合、平均値であるページランク5というのはかなり高い数字でした。
例えばページランク5のサイトから3サイトリンクされていると、ページランク1のサイトから100個からリンクされているより格段に効果がありました。
ページランク高いサイトから1件でも2件でもリンクされるだけでそのリンクされたサイトの評価は上がり、順位が上がる。
それとは逆に、どんなにたくさんのサイトからリンクされたとしても、ページランクが低いサイトからたくさんリンクされても上位表示効果はない。
こういう仕組みがページランクです。
ということで、ページランクというのはウェブサイトの人気度の指標・偏差値のようなもので、Webサイトを「0〜10」の11段階でランク付けするGoogle検索エンジン独自のランキング指標のことです。
そして、これが当時今から5,6年前まで公開されていたgoogleのページランクのビジュアルです。
ページランクを表示するプラグインを、Googleさんが提供していました。
確かGoogleサーチツールみたいなものです。
当時Googleはあまり人気がなかったので、いろいろな人たちにここの上のところにGoogleのプラグインをつけさせようとしていました。
いろいろな人たちがプラグインをつけて、それを押すとGoogleの検索窓が出てきて検索できたり、あるいは緑色のゲージのようなページランクの指標が見えたのです。
それを長い間公開していましたが、Googleはページランクを2016年3月までは発表していましたが、現在はページランクの表示を停止しました。
新しいページランクの登場【第21問(2)】
ですが、今でもGoogleはインデックスしたWebサイトだけではなくて、そのサイトの中の各ページごとにページランクを付けています。
しかし一般には公開していませんが、グーグラーというGoogle社内の発言する人たちの話によると、ページランクは現在も使っているということです。ただ、一般の人たちには見せていないということです。
ということは、私たちは今でもページランクが高いと思われるサイトからリングしてもらうよう心がけないとGoogleは現在もページランクを重視しているから、いくら頑張っても上位表示はできません。
だから被リンク獲得対策が大事です。ただ単にWebサイトを作ってコンテンツを充実させるというだけでは上位表示することは難しいです。
登録してくれるところに登録をお願いしたり、紹介してくれそうなサイトを見つけてお願いをすることが大事です。場合によっては登録の手続きが必要でしょう。
そういうことはすごく面倒ですけど、怠らないでください。
被リンク対策の動画もいろいろたくさんありますので、そういったものもこのチャンネルでご覧ください。
ただし、Googleのオリジナルのページランクシステムが使われていたのは2006年までだったそうです。
何故廃止したかというと、別の動画でも説明しましたが、あまりにも多くの人がページランクを知り過ぎてしまったからです
ページランクが高いサイトからリンクしてもらえれば順位が上がると思っている人が増えたのです。
コンテンツなどの内容の重要性などは認識せずに、良いコンテンツを書かなくてもページランクが高いサイトからリンクされれば良いという発想の人たちや、ページランクが高いサイトはどこか?そればかりを考える人たちが増えたからです。
ページランク5とか6とか、それ以上高いサイトからリンクしてもらうと、リンクされたサイトの内容がどんなにつまらなくてもGoogleで上位表示してしまったのです。
それではユーザーの求める検索結果が反映されなくなってしまうということで、Googleは新しいページランクを開発しました。
こちらの特許にも書いてありますが、ウェブリンクに於けるサイトどうしの距離を使ってページのランキングを作るという比較的有名な特許です。
・Producing a ranking for pages using distances in a web-link graph
この言葉で検索すると、実際にGoogle特許というところを見ることが出来ます。
この特許によると、Googleはページランクを決めるときに予め世界のWebサイトの中でものすごく信頼できるサイトをほんの少数ですが設定するそうです。
そこがシードという名前を付けられるということで、ページランクの種(シード)になります。
そのシードのサイトからリンクされたサイトは、ページランクがすごく高くなるのです。
今回の動画では
★Googleの検索順位を決める大きな要因である新しいページランクとは何かをGoogleの特許を読み解いて全日本SEO協会の鈴木将司が解説します。
皆様のご視聴、お待ちしております。
全日本SEO協会・SEO検定公式サイトはこちらです。
https://www.ajsa.or.jp/kentei/seo/
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