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2022年03月

SEO検定1級とは?1級の概要、試験範囲、合格率を解説

2022年03月21日
SEOはWebサイトをGoogle等で上位表示させるために必要な施策です。
SEO検定1級は、SEOに必要な知識の習得を目的としています。
今回は、SEO検定1級の試験概要や試験範囲と合格率について解説します。

SEO検定とは?


SEO検定は最新のSEOを学び実践するために開設されました。
検定に合格するとSEOの知識があるとみなされ、スキルを可視化できるメリットがあります。
コンサルティングの仕事をしているのであれば、SEOの改善案にも説得力が生まれ、提案しやすくなるでしょう。

検定は4級から1級まで4種類あります。
今回の記事ではSEO検定では最難関の1級がどのような検定なのか、試験範囲について説明します。

試験概要


試験概要は一般社団法人全日本SEO協会のSEO検定1級公式サイト(以下、公式サイトと表現)に記載されています。

SEO検定1級で学ぶ内容は以下の5つです。

1、モバイルサイトのSEO
2、スマートフォンアプリのASO
3、ローカルSEO
4、ナショナルSEO
5、ペナルティからの復旧

1つずつ見ていきましょう。

モバイルサイトのSEO


SEO検定1級ではGoogleが近年重視している、モバイルサイトのSEOを学びます。



2017年より前は、Webサイト制作やSEOは、デスクトップ版もしくはPC版の対策を重点的に実施してきました。Googleでも検索順位を判断する基準は、PC版Googleの情報を元に算定していました。

2017年よりスマートフォンやモバイル端末の普及に伴い、Googleはモバイルファースト、モバイル第一主義へと方針を切り替えます。GoogleはSEOの表示順位を決めるアルゴリズムも、モバイル版のサイトを元に順位を算定すると決めました。

モバイルファースト提唱に伴うSEOの方針転換


Googleは、モバイルサイトの表示順位が上がると、PC版も表示順位が高くなるようにアルゴリズムを変更しています。
モバイル版を起点としたサイト構築と、PC版にもよい影響を与えるような改善が求められるようになりました。Googleと同じようにモバイルファーストで考えなくては上記表示ができないため、方針転換を余儀なくされました。
2017年に提供開始したSEO検定1級は、Googleのモバイルファースト提唱と同時期に始まった検定です。最新のモバイルサイト最適化を説明しています。

スマートフォンアプリのASO


続いてSEO検定1級では、より高度な応用方法としてスマートフォンアプリについて説明しています。



スマートフォンを使うとき、ブラウザでサイト閲覧をしますが、アプリを使う機会も多いのではないでしょうか。

Webサイトほどではないにせよ、世界そして日本国内でも星の数ほどアプリが存在します。

新聞やニュースなどのアプリ、LINEやFacebookやTwitterなどのSNSアプリ、YouTubeなどの動画アプリ、ゲームアプリなど多数のアプリをダウンロードして使用する機会が増えました。
Webサイトと同様に、アプリも検索画面から自分のアプリを見込み客に発見してもらうのは困難です。

アプリストアでのSEO〜ASO〜


スマートフォンのアプリは、AndroidであればGoogle Play、iPhoneであればApp Storeでアプリを検索し、ダウンロードして使います。

アプリ開発が進み、無料・有料のアプリも増えています。Google PlayやApp Storeで上位表示させて、見つけてもらう対策が必要です。

WebサイトのSEOと同じような競争が生まれているので、アプリの検索エンジン最適化が必要なので、SEOにちなみASOと呼ばれています。

米国で行われたアプリの開発者会議、デベロッパーのカンファレンス、SEOカンファレンス内で実施されたASOの講座から知見を得てカリキュラムを作成しました。

ほかにもサーチエンジンランドやサーチエンジンジャーナルなど、有力な海外のSEOニュースを研究してまとめた内容がカリキュラムに含まれております。

ローカルSEO


続いてSEO検定1級で学ぶのは、地元客を集客するローカルSEOです。



SEOの中でも有力なジャンルとして、ローカルSEOが挙げられます。

ローカルの意味は、地元もしくは地域です。ローカルSEOは地元地域のお客様を集客するための施策です。

歯科医・整体院・エステサロン、飲食店ホテル・病院・クリニック、法律事務所・行政書士・司法書士・税理士といった事業の場合、来店してほしいのは地元のお客様でしょう。

全国や海外のユーザーを対象にしたナショナルSEOとは対策も異なります。ローカルSEOを実施したいと相談される機会は多いでしょう。

SEO検定の最高峰の級として、SEO検定1級では、ローカルSEOについて詳しく述べています。知識を学ぶと周辺企業やお店に貢献するスキルを獲得出来ます。

ナショナルSEO


SEO検定1級では、ローカルSEOの正反対の全国レベルで集客するためのナショナルSEOについて、説明しています。



ナショナルSEOは、ローカルSEOと反対の手法を実施します。

ローカルSEOを理解していると、かなり効率的に早く全国レベルの集客であるナショナルSEOも学べるでしょう。

ナショナルSEOは、全国のユーザーに自社サイトを見てもらうためにSEOを実施するのが重要です。ナショナルSEOを実施するには、サイトのコンテンツは、次のような構成になるでしょう。

(1)コンテンツのテーマは地域性の低いものにする
(2)全国各地をテーマにしたコンテンツを増やす
(3)全国のユーザーのトラフィックが集まることを目標にする

ローカルSEOとナショナルSEOと両側面からSEOについて触れているのも、ほかにはないSEO検定1級の特徴といえるでしょう。

ペナルティからの復旧


SEO検定1級で最後の重要な学習ポイントとしては、検索順位を回復するためのペナルティ復旧の方法が挙げられます。



毎日、全国各地から企業や個人だとアフィリエイターさんたちから、検索順位を上げるための相談を受けています。

その中でも一番多いのは、Googleのアルゴリズム変更により表示順位が落ちてしまったので、ペナルティからの回復を希望する相談です。

SEOに関する知識の応用対象のほとんどが、検索順位が非常に落ちてしまって困っている人を救うためです。

SEOをこれから学びたいと思い、SEO検定1級を勉強しようとする方は、ペナルティからの復旧について、しっかり覚えておくとよいでしょう。

ここまでSEO検定1級の主だった内容について説明しました。

出題範囲と難易度


続いて試験の出題範囲と難易度について解説します。



SEO検定1級は試験範囲が広く、長年SEOを真剣にやってきたような方であれば合格できるでしょう。ただ、知識があり合格できるだけでは不十分です。

合格するには


SEO検定1級は本を読んで学び、検定に合格すればよいだけではありません。SEO検定1級に合格しても、SEOの知識だけで仕事に活用するのは難しいでしょう。

SEO検定1級の技術を用いて、改善し実行するには、Webサイトのコーディングやレイアウト変更も必要です。システム開発担当、Webデザイナー、会社内の各部署と連携が必要で、チームワークが大事です。

SEOの知識以外のコミュニケーションやWeb全般の知識がない状態では、他部署との連携が可能なのか、課題が残ります。

4級、3級、2級でSEO以外の必要な知識を習得しよう


SEO検定1級合格者を名乗るならば、SEO検定1級の知識のみならず、さらに広範囲にわたるWebの知識も必要でしょう。

SEOの業務経験がなくても、SEO検定は4級・3級・2級と階段を登るように知識をレベルアップできるように設計しております。

SEOの知識だけではなく、最低限のWeb全般の知識、ビジネススキルやリテラシー、マーケティングの意味も理解するのが重要です。

4級、3級、2級のテキストページ数





表:SEO検定1級〜4級のテキストページ数

SEO検定1級は、試験範囲が4級〜1級までの全範囲にわたるため、4級〜1級までの4冊の知識を習得する必要があります。

4級から1級までの知識を習得し実行すると、SEOに関する相談はほとんどのものを具現化できるでしょう。SEO以外に付随するようなWebについての質問にも、高い確率で答えられて、場合によっては即答もできます。自分に自信が持てるようになります。

SEO検定の合格率


試験の合格率は公式サイトにも記載していますので、詳細はご確認ください。
得点率は他の級と同じように80%以上、つまり100点満点中、80点を取る必要があります。

合格率は次の通りです。
SEO検定 合格率とGoogleで検索すると表示されます。
2021年度の実績は次の通りです。



以上、SEO検定1級とはどのような検定なのか概要や試験範囲、合格率を解説しました。

まとめ:SEO検定はSEOの重要なポイントを網羅


SEO検定は4級から順に学ぶとSEOの業務経験がなくても必要な知識が身に付きます。

Webサイトやアプリでユーザーに検索された際、上位表示するには、Googleのアルゴリズムに沿った対策が必要です。モバイル版のサイトの改善を優先し表示順位が上がると、PC版のサイトの表示順位も変動します。

SEOを実施するには、モバイルサイトの改善だけでは不十分です。

アプリの最適化や、自分の事業がターゲットとするユーザーに向けた、ローカルSEOやナショナルSEOが必要であるとご理解いただけたのではないでしょうか。

また、Googleのアルゴリズムは不定期に変更されるので、表示順位の下落の影響を受けたクライアントから相談される機会も多いでしょう。

SEO検定1級で最新の知識を学ぶと、自分のサイトの表示順位だけでなく、クライアントの相談も解決でき、改善も期待できます。

検定の合格を目的とするのでなく、SEOの幅広い知識を習得するためにテキストを読むのもオススメします。
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