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新しいGoogleページランクとは?・どんなサイトからリンクを張ってもらえば上位表示するのか?【SEO検定2級・第20問 後半】

2023年03月14日


Googleが被リンクの質を評価する基準の代表的なものとしては、次の4つがあります。

@ページランク
Aオーソリティ
Bクリックされているか
C自然なリンクかどうか

ページランクにはもう1つ重要な情報があります。

これはサーチエンジンジャーナルというところで私が1年ほど前に発見した記事です。



元Googleの社員が2006年からGoogleはページランクを使っていないということを暴露したという記事を見ました。
この元記事はイギリスの有名な新聞です。
その原文も読みましたが、確かに元Googleの社員さんがそういったことを言っています。
そしてGoogleの幹部の方もそのことを否定してはいません。

ということは、Googleはページランクを使っていないというようにも解釈できます。

だけど私は、前回の動画でもGoogleは今でもページランクを見ていると言いました。
その理由は、サーチエンジンジャーナルのニュースによると、Googleが創業以来検索順位を決めるうえで使用したオリジナルのページランクアルゴリズムは2006年に廃止したということです。

ここでのポイントは、→「オリジナルのページランクアルゴリズム」という言葉です。

ということは、オリジナルではなくてその後の改造された「新しいページランク」は使っているということです。

そしてハッキリとその記事の中で言われていることは、代わりにGoogleさんは現在新しいページランクアルゴリズムを開発してそれを今日まで使っているということです。

そういったことを元社員の方が2019年7月の記事で言っています。
ページランクは2006年に何か別のものに取り換えられましたと言っています。
取り換えられたということは、何か別の新しいものに交換されたわけです。



この記事の中で言っていることで重要なのは、「Googleはページランクを見てはいるけれど、古いページランクのシステムは使っていない」ということです。
ということは、新しいページランクを使っているということです。

そこで気になることは、「新しいページランクとは何か?」ということです。



Googleは創業以来検索順位を決めるうえで使用したオリジナルのページランクアルゴリズムは廃止して、2016年Googleは新しいページランクの特許を取得しています。

★Producing a ranking for pages using distances in a web-link graph
この言葉で検索すると、実際にGoogle特許というところを見ることが出来ます。



それは何かというと、
シードサイトに設定されたサイトから近いサイトが上位表示する。
シードサイトからリンクされているサイトからリンクされていると順位が高くなる。
ということです。

ただ単にページランクの数値だけではなくて、シードというGoogleが決めた最も権威のあるサイトからどれだけ近いかということで判断する。
これで順位を決めるという新型ページランクを開発したわけです。



そうなると、ここから先は現代のSEOでも非常に重要なのですが、「問題はシードはどのサイトなのか?」
ということです。

私の記憶では、Googleは特許の一文にはニューヨークタイムズ等と書いてあります。
日本人として考えた場合、ニューヨークタイムズにあたるサイトは日経新聞さんかもしれないし、日本で1番権威があるといえば朝日新聞か読売新聞だと思います。

ただ、シードは別に新聞社だけではありません。

ここからは私の推測になりますが、確信ある推測をご説明します。

結局シードというサイトは何でしょう?
よくGoogleはAuthority(オーソリティ)があるサイトからのリンクは効果があると言っています。

Aオーソリティ(Authority)
Authorityというのは2つ意味があります。
1つは、権威があるという意味です。
もう1つ意味があります。それは何かというと、官憲という言葉です。(官僚の官に憲法の憲)
権威という意味と、官憲(政府・役所等)のことです。

平たく言うと、大手新聞社とか政府のサイトが最もシードに近いのではないかという仮説を私は持っています。

なぜなら、私がアドバイスしているクライアントさんの中で検索順位がすごく低かった人たちが、あることをしたら急に1、2カ月すると順位が上がるという結果がありました。
その人たちはどういうことをしたかと言うと、政府のサイトからリンクを張ってもらった方々が急に順位が上がりました。



前回の動画でも話しましたが、

Googleで上位表示するためには
・政府(中央政府、地方自治体)
・外郭団体(協会、組合、団体)
・大手マスメディア(新聞、雑誌、ラジオ、テレビ)
・上場企業
・その他特定の分野に非常に詳しく尊敬されているサイト、ブログ)
など
Authority(オーソリティ)のあるサイトから被リンクを集めることが大事です。



Googleは広告以外のリンクでなければなりません。
Googleはお金を払ってリンクしてもらうことを嫌います。
そういうものは無視したり、ペナルティを与えます。

そういう意味では、大手マスメディアは少し気になる点があります。
マスコミは広告とかスペースを売るところなのですが、そういう形ではなくてむしろマスコミに取り上げられるようなことをしてみてください。

マスコミを動かすにはニュースバリューを与えることがとりわけ大事です。
あとは、ニュースバリューがあっても言い方が陳腐だと取り上げてくれないので、その場にあわせた読者が気にするような言葉を使いましょう。

マスコミに取り上げられやすい切り口を考えてプレスリリースを出してみてください。
そうしたら運良くリンクを張ってくれることはあり得ます。

あとは、上場企業からの被リンクです。
上場企業からリンクされることは難しいと思いますか?
考え方を変えればそうでもないです。

私がとっておきのお話をしたいと思います。
上場企業はいろいろありますが、インターネットにおける上場企業というのはどのようなものがありますか?
日本で1番有名な会社の1つであるYahoo!JAPAN。
Yahoo!JAPANという一部上場企業から無料でリンクしてもらう方法はあります。
お金は全く払う必要はありません。



被リンク元の質を評価する基準の代表的なもの4つのうち

@ページランク(PageRank)
Aオーソリティ(Authority)

については、前回までの動画で解説しました。

Googleが被リンク元として評価する基準は

@ページランク(PageRank)
Aオーソリティ(Authority

の他に、あと2つあります。

Bクリックされているか?
C自然なリンクかどうか?

です。

Bクリックされているか ?(クリック率=CTR)
クリックされているリンクかどうかです。

これには2つの意味があります。
クリックされているか?という意味の1つ目は、Googleの検索結果上でクリックされているか?
ということです。
クリック率が高ければGoogleに評価されて検索順位が上がるという仕組みです。

クリック率を高めるためにするべき対策は何か?

タイトルタグに魅力的な言葉を書くことです。
通常、Google検索結果に出てくるリンクの文言はタイトルタグに書いてある言葉です。

例えば、見ようと思って開いたWebサイトを右クリックして
「ページのソース表示」→ ページのソースを見て、titleという言葉で検索します。
< title >青山・表参道・原宿で人気の美容院・美容室・ヘアサロン|○○○○< /title >
タイトルタグに書いてある言葉がほぼそのまま検索結果の文言に出ているわけです。
長すぎる場合は途中で…というふうになってしまいます。

魅力的なことを書けばクリック率が高まるということは、情報元であるタイトルタグ< title >< /title >の中に魅力的なクリックを誘発するような言葉、インパクトのある言葉を書くことです。
ユーザーが得するようなこと。○○%キャッシュバックがありますとか、クーポンがどこよりもお得ですとか、権威があるとか、人気がある、評価が高いということを書きます。

クリック率という意味の1つは、Googleの検索結果上でクリック率が高いかどうかです。

CTRという言葉は絶対に覚えてほしい言葉です。
クリックスルーレート(Click Through Rate)・CTR=クリック率のことです。

その根拠となる特許があります。
CTR値を用いて検索順位を決定する。(関連性評価アルゴリズム)というものがあります。



特許のタイトルは、
「ユーザーフィードバックの一時的な要素に基づいて検索結果のランキングを変更する」
です。

あと、クリック率にはもう1つ意味があります。

こちらのほうがもっと重要かもしれません。
Googleのもう1つの超重要特許です。
「ユーザーの行動や機能データに基づいてドキュメントをランク付けする」



今回の動画では、
新しいGoogleページランクとは?・どんなサイトからリンクを張ってもらえば上位表示するのか?
全日本SEO協会の鈴木将司が解説します。

皆様のご視聴、お待ちしております。

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