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ユーザーやお客さんが無料でコンテンツを作ってくれる仕組み【SEO検定2級・第16問】

2023年03月06日

通常Webサイトのコンテンツというのは、Webサイトの管理者やそのサイトを提供している企業がつくるものです。管理者や企業が生成するコンテンツです。
例えば、Webサイトを作って写真や画像を載せるときその写真や画像は誰が作るかというと、ユーザーではなくてそのサイトを運営している人や企業です。

ですが、UGC:(User Generated Content)というのは、その名の通りユーザー(User)が生成したコンテンツという意味です。



CGC:(Consumer Generated Content)というのは消費者(Consumer)が生成したコンテンツという意味です。

User Generated ContentとConsumer Generated Contentの違いはほとんどないですが、誰が生成したかが違いです。
ユーザーというのはそのサイトを使う人たち全員のことです。
Consumerというのは消費者ですから、そのサイトにある商品とかサービスを購入した人たちです。

ユーザーというのは、お金を使う人と使わない人が混じっていますが、Consumer(消費者)はお金を使った人たちだけです。
どちらの人たちがコンテンツを作成したかによって言い方が異なります。

前者がUGC、後者がCGCです。
これがなぜSEOに関係しているのか?

企業はウェブサイトを作る時に本来自分でコンテンツを作らなくてはなりません。
その為、とても手間暇や予算や人手がかかります。
ちょっとしたコンテンツを作るのに、何日、何十日、または何カ月もかかることがあります。
しかもすごい費用がかかることがあります。

そこで賢い人たちが考え出した手法が、コンテンツを自分たちで作るのはやめて他人に作らせれば良いという考え方です。
他人がコンテンツを作りたがる仕掛けや場所=プラットホームを作ろうという賢い人たちがいました。

どんな人たちかというと、1つはインターネットビジネスで最も成功している企業のAmazonさんです。
Amazonのレビュー情報というものがあります。
Amazonさんは意外にも自分でコンテンツを作っていることはあまりないのです。


UGC:(User Generated Content)の例は、Amazonの他に、アメーバブログがあります。
アメーバブログは、芸能人や有名なモデルさん、ミュージシャンなどがたくさんアメブロを立ちあげてすごく有名になった無料のブログサービスです。

ライブドアブログも、はてなブログもそうですが、ユーザーからお金も貰わずに無料でコンテンツを提供しています。
ユーザーさんは自分のコンテンツだと思っているかもしれませんが、いくら頑張って記事を書いても物理的にはそのコンテンツはUser Generated Contentを提供しているプラットホーム企業の物でしかありません。

楽天市場さんもたくさんのUGCを持っています。
言うまでもなく、楽天市場自体の商品は誰がアップしているかというと、楽天の社員さんではなく楽天に加盟した、あるいは出店した出店企業の社員さんなどが一生懸命コンテンツを作ってアップしていま
す。

更に、好循環が生まれてきていることは、お客様がレビューを書いてくれるのでさらに情報が豊かになり、参考になる使えるサイトになってきているわけです。

実際に商品を購入してくれた方が投稿したコンテンツは、消費者が投稿したという意味で、CGC(Consumer Generated Content) =消費者が生成したコンテンツと言われます。

楽天の運営サイト一覧がありますが、この運営サイト一覧も楽天の社員さんが一生懸命コンテンツを作るというよりは、そこで物を売り買いしようという人たちが作っているUser Generated Contentです。

ヤフオク!もそうです。
ヤフオク!のサイトにはその教材の写真とか説明などがたくさん載っていますが、それは出品者が作ったものです。

そして,最近の主流で言うと、Facebook、Twitter、YouTubeやInstagramなどのソーシャルメディアもです。



ソーシャルメディアの最大の要素はやはりユーザーが作ったコンテンツ、User Generated Contentだということです。


いろいろな有名企業がUGCやCGCをやっていますが、Amazonさんや楽天さんなどはとても有名な企業であって、私たち中小企業や個人にとってほとんど参考にならないかもしれません。

そこで今回ご紹介したいのは、小さな会社でもどのようなUGCをすることができるのか?
その工夫と、私が全日本SEO協会で過去何年かやってきたことをご紹介したいと思います。

弊社のサイトに、「全日本SEO協会会員専用サイト」というのがあります。
会員さんだけしかサイトの中身は見ることは出来ませんが、「一般公開版」というところで一部分だけ一般の方でも見ることが出来るようになっています。



そこに会員さんがニュースレターを通じて私に寄せていただいた質問と質問への回答を載せています。

この会員専用サイトで私が以前から抱いていた悩みは、アクセスが全然増えないということでした。
会員さんが現在460人くらいいますが、会員専用サイトに毎日のように見に来てくれる人は大体1割程度でした。
またSEO協会に入りたいと思ってくれる人も、1日数人しかいませんでした。

このような会員専用サイトのような閉じられたサイトでは、想定されるアクセス数は、上限1日50人くらいでした。

そこで私はあることをしようと決めました。
それは、「ニュースレター」というSEOの会報誌があるのですが、そこに「会員様からのご質問への回答」というコーナーが以前からあったので、そこにお寄せいただいていた質問と回答を一部ですが、載せてしまおうと考えました。
名前は匿名化して、1日50人くらいしかアクセスがなかったサイトに載せてしまえばいいと思って載せるようにしました。

「SEO対策Q&A」という形で、会員さんのご質問に対して、その方に答を書いて画像も載せています。
そして、参照するべき参考となるサイトへのリンクも書いています。
あとはカテゴリー化もされていまして、「Q:YouTubeでのコンテンツは検索結果の上位に来ることはなかなかありませんか?」という質問に対してサクッと答えています。

こちらを見ていただけますか?
それがUGCを始めたらこんなに増えていきました。



この上がり方はすごくないですか?

私が会員さんからの質問とその答えを一部公開するというUGCをやる前の1カ月あたりのアクセス数は推定ですが、800人程度しか毎月来ていませんでした。
ということは、1日のアクセス数は20数名でした。

毎月約800人だったのが、先月は5,622ということは約7倍もアクセスが増えました。
これがUser Generated Contentの力です。

ぜひ、皆様もUGCやCGCを活用して御社の業績を伸ばしていただきたいと思います。

今回の動画:SEO検定2級【第16問】(1)(2)(3)では
・ユーザーやお客さんが無料でコンテンツを作ってくれる仕組み
UGCやCGCに関することを詳しく解説していきます。

ご視聴、お待ちしております。

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