8、大目標=ビッグキーワード
最も難易度の高い目標を大目標と呼びます。そして最も難易度が高い目標キーワードはほとんどの場合ビッグキーワードと呼びます。
ビッグキーワードとは?
ビッグキーワードは検索回数も検索結果件数も多い競争率が高く上位表示が困難なキーワードです。
ビッグキーワードには「インプラント」、「インプラント 大阪」、「印鑑」、「印鑑 通販」、「相続」、「相続相談」等の比較的短めの単語、または連語で、単一のシングルキーワードのものも、複数のキーワードを組み合わせた複合キーワードのものもあります。
ビッグキーワードで上位表示しやすいページ
ビッグキーワードは最も上位表示の難易度が高いため上位表示を実現するのには最も長い時間がかかります。
運良く比較的短期間で上位表示が出来たとしても、競合他社も同じビッグキーワードでの上位表示を目指すことが多いため時間とともに検索順位が落ちることがあります。
ビッグキーワードでの上位表示にかかる時間はサイトの内部要素や外部要素の状況にも依りますが通常1年以上かかることがほとんどです。
少しでもその時間を短縮化するために有効な施策としては、サイトの中で最も上位表示しやすい「強いページ」であるトップページでビッグキーワードを狙うことです。
何故サイトの中でトップページが最も上位表示しやすいのかというと次の3つの理由があります:
(1)トップページはほとんどのサイトにおいて全てのサブページからリンクが張られているサイト内で最もリンクがされているページだから
→ 通常、トップページに戻るリンクが「HOME」、「ホーム」または「TOP」という言葉でリンクが張られています。
Googleはサイト内のリンク構造を詳しく観察しており、サイト内にあるページの中で最もリンクがされているページは非常に重要なページであると認識します。
(2)トップページは通常、サイト内にある全てのサブページの共通点がそのテーマになっているから
→ 上の図は東京大学受験専門の家庭教師センターのサイトです。このサイトにはたくさんのページがあります。例えば、東京大学について、東大合格に必要なこと、東大合格に必要な心構えとは、東京大学合格に役立つ話などですが、それらの共通点は東京大学に合格するための受験指導です。
その場合、トップページはそれらのページヘの目次のようなメニューページの役割を持っているので東京大学に合格するための受験指導のためのメニューになります。
その結果、トップページのテーマは東京大学に合格するための受験指導の情報だとGoogleは認識して、トップページは「東京大学 合格」や「東京大学 合格 受験指導」などのキーワードで上位表示しやすくなるのです。
「東京大学 合格」や「東京大学 合格 受験指導」などで上位表示が難しいビッグキーワードの場合は、サブページで上位表示を目指すよりも、トップページで上位表示を目指した方が検索順位が上がりやすくなります。
(3)他のサイトの運営者が自社サイトにリンクを張ってくれる時は、ほとんどの場合トップページだから
→ 競争率が高いビッグキーワードで上位表示をするためには決して内部要素だけを最適化しても成功は出来ません。競争率が高ければ高いほど他人のサイトからリンクを張ってもらうためのリンク獲得対策が必要になります。
そのため日頃から他人のサイトからリンクを張ってもらうための心がけと働きかけが必要になります。そうした努力が実って他人のサイトからリンクを張ってもらうことが出来たとしてもほとんどの場合、自社サイトのトップページにリンクを張られることがほどんとです。理由は、通常トップページはそのサイトの目次ページであるので自社サイトを訪問したユーザーを紹介する際に最もリンク先として適していると判断するからです。
そのため自社サイト内のどのページよりもトップページばかりが他人のサイトからリンクを張ってもらうことが多くなり、検索エンジンはトップページをことさら高く評価するようになります。
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