5、アナログツール
デジタルツールは確かに便利ですが、手軽に使えるということは競合他社も使っていることが多く、自社の競争優位性を担保するものではありません。
より自社の競争優位性を確保するためには競合他社が使いづらいツール、あるいは知らないツールを使うことが必要です。
アナログ的なやり方は便利なデジタルツールとは違って手間がかかるものですが、それだけに競合他社が使っていないことがあります。
電話による聞き込み・顧客への問いかけ
電話予約や電話での申込みを受け付けているか、電話でのお問合せを受け付けている場合は、顧客や見込み客との会話の最後にどのようにして自社サイトを見つけたかを聞くとともに、検索エンジンで発見してくれた場合は検索エンジンにどのような言葉で検索してくれたのかを聞いてみると10人中1人くらいの確率で検索したキーワードを教えてくれることがあります。
来店型ビジネスや顧客と直接会って商談をする業界の場合は直接聞いてみるのも効果的な方法です。
そうして聞き出した検索キーワードを記録して将来上位表示を目指す目標キーワードとして目標化すればさらに多くの見込み客の集客の助けになります。
チラシ広告・カタログ
紙のチラシ広告やカタログは、集客をしようとする企業がかなりの知恵と労力をかけて作り上げたノウハウの宝庫です。そこに書かれている見出しや本文に書かれているキャッチフレーズと文章からその市場において見込み客がどのような言葉に反応するのか、探している商品を表現する言葉がたくさん見つかることがあります。
新聞・雑誌広告
新聞や雑誌広告に書かれているキャッチフレーズ、本文からも見込み客がどのような言葉に反応するのか、探している商品を表現する言葉を見つけることが可能です。チラシ広告・カタログに比べてより大きな費用がかかる新聞、雑誌広告には集客のプロたちが長年改善を繰り返してきたたくさんのキーワードが含まれていることがあります。
特にファッションや、趣味の商材の場合はたくさんの専門性の高い雑誌があり、それらの広告だけではなく、記事ページにもたくさんのヒントが見つかることがあります。自社の商材に関わる専門誌が発行されている場合は定期的に目を通すべきです。
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